A-Life News

2021.10.13

A-Life 通信 vol.017 「白ナンバー」の営業車もアルコール検査義務化へ!

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1)「白ナンバー」の営業車もアルコール検査義務化へ!

 

2) 対象になる事業者は?

 

3) アルコール検知器導入で、会社と従業員を守りましょう!

 

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1)「白ナンバー」の営業車もアルコール検査義務化へ!

2021628日、千葉県八街(やちまた)市で小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、児童5人が
死傷した事故は記憶に新しいかと思います2人が死亡、
1人が意識不明の重体、2人が重傷という、大変
痛ましいものでした。
自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕されたトラックの運
転手は、検知器を使った飲酒検査が事業者に義務付けらえていない「白ナンバー」のトラックを運転して
おり、事故後、容疑者の呼気からは基準値を超えるアルコー
ルが検出されました。

この事故を受けて、警察庁は自家用の「白ナンバー」の車を使う事業者についても、一定の台数があれば
アルコール検知器による飲酒検
査を義務づける方針を固めました。このアルコール検知器を義務化する道
路交通法の改正につき、パブリックコメント(意見公募)を93日~102日まで受付け、来年4月には施
行の予定で進めているそうです。

 

日本経済新聞社 関連記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF021CH0S1A900C2000000/

 

パブリックコメント
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120210019&Mode=0

 

 

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 2) 対象になる事業者は?

 対象となるのは、道路交通法にて「安全運転管理者選任事業所」として規定されている企業や団体。安全
運転管理者選任事業所とは、乗用車なら5台以上、定
11名以上の車両なら1台以上を保有している事業所
のこと。条件
に当てはまる事業所は、安全運転管理者を選任して警察に届け出し、クルマを運転する従業
員に対して、交通安全教育を実施し、運行管理する義務があります。
今回の改正案で安全運転選任事業所
に対して新たに追加される業務は下記になります。

 

【安全運転管理者の業務】

・運転の前後に、運転者に対して目視およびアルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認すること。

・目視およびアルコール検知器による確認の記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること。

・正常に機能するアルコール検知器を常備すること。

 警察庁によると、安全運転管理者選任事業所は全国に約34万件。その管理下にあるドライバーは約782
人いる
との事です。

 

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 3) アルコール検知器導入で、会社と従業員を守りましょう!

 アルコール検知器はその名の通り、アルコールを検知し数値化する機器です。2011年より、「緑ナンバー」
の車両を扱う運送事業者においては、点呼の際にアルコ
ール検知器の使用が義務化され、アルコール検知器
はトラックやバス、タクシー業界
などで普及し、近年では鉄道事業・航空事業・船舶事業などにおいても点
呼時にアル
コール検知器を使用しての点呼が行われています。

 飲酒運転防止のためのアルコール検知器でありますが、それだけではなく、飲酒が引き起こすさまざまな健
康被害を未然に防ぐこともできるのではないでしょうか。
例えば、ネットで「アルコール 病気」と検索し
てみると、
アルコール依存症、急性アルコール中毒、肝障害、すい臓病、循環器疾患、高脂血症、メタボリ
ックシンドローム、うつ、糖尿病、がん、中枢神経の障害、歯科疾患、痛風、
などなど、多くの病気の要因
になると出てきます。
飲酒運転防止だけでなく、従業員の日々の健康管理のひとつとして、アルコール検知器の導入を早めにご検
討されてみてはいかがでしょうか?

 

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業したタクシーメーター
の専業メーカーであられ、現在はその派生製品として、デジタコやドラレコ、アル
コールチェッカーなどもラインナップされております。
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ご相談いただける企業様ですので、ご希望がございましたら弊社までお気軽にお問合せください。

 

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