A-Life News

2020.08.07

A-Life 通信 vol.003

このたびの大雨により被害を受けられた皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。

一日も早く復旧されますことを心からお祈り申し上げます。

 

長雨が続きましたが、ようやく梅雨が明け夏空が見え始めました。新型コロナウイルスの

対策が続く中で迎える今年の夏は、いつも以上に熱中症対策が必要となりそうです。

□□ 目次───────────────────────────────────────── ■■

1)マスクの中は40度!!

2)熱中症は、保険で補償される??

3)職場での熱中症について

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1)マスクの中は40度!!                                                                        

マスクを着けると顔の温度がどう変化するのか正午前に街中で測定したところ、マスクを

していない状態では口元の温度は36度前後。マスクを着けると、温度はすぐに3度ほど

上がり39度から40度になったそうです。熱中症に詳しい専門家によると「マスクによ

って一概に熱中症になりやすいということではないが、マスクを着けると呼吸がしにくく

なり、心拍数や呼吸数が1割ほど増えるというデータがある。そこに運動や気温の急激な

上昇が加わると、熱中症のリスクが高まる」と指摘しています。飛沫感染を防ぐことも重

要ですが、屋外で人と2メートル以上離れているときは、マスクを外して休むことも心掛

けなければいけません。

 

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2熱中症は、保険で補償される??

 

それでは、熱中症は生命保険や傷害保険では補償されるのでしょうか?

(1)死亡保障・医療保険・・・死亡や入院は保障の対象となります。

(2)傷害保険・・・基本的には熱中症は補償の対象外です。(病気とみられる)


しかし、熱中症危険を担保する特約を付ける事によって補償の対象となる商品もあります。

企業向けの傷害保険では、自動的にこの熱中症危険担保特約が付加されているものもあり、

労務対策のひとつとして加入中の保険をチェックする必要があります。

 

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3)職場での熱中症について

 

厚生労働省によりますと、2019年における職場での熱中症による死傷者(死亡・休業4日

以上)は、前年より減少したものの829人と依然として多く、うち死亡者は25人となってい

ます。死亡災害の発生は8月に集中し、死亡者を業種別に見ると、建設業10人、製造業と

備業がそれぞれ4人などとなっています。

死傷者については、過去10年で初めて製造業での発生が建設業より多くなりました。炎天下で

の作業だけでなく、風通しの悪い屋内作業においても注意が必要です。また、熱中症が原因で、

高所から墜落する、車両の運転中に交通事故が起きるなど、第三者を巻き込みかねない事例もあ

ります。

 

※※熱中症は労働基準法により労災として認められる※※

 

労働基準法により【非常に暑い場所での仕事による熱中症※】は仕事を原因とした病気であると

して、労災認定がされることになっています。

※労働基準法では【暑熱な場所における業務による熱中症】と表現されています。

 

※※労災認定を受けるために必要な条件※※

労働中の熱中症が労災として認定されるには、一般的認定要件または医学的診断要件のどちら

かの基準を満たしている必要があります。

 
一般的認定要件 ① 仕事をしている時間帯や場所に、熱中症となる原因があること
(当日の気温・作業環境など)
② その原因と熱中症との間に因果関係があること(症状や発症までの時間など)
③ 仕事と関係ない、他の原因によって発症したものでないこと持病などではない)
医学的診断要件 ① 作業の内容、温度や湿度等の作業環境
② けいれんや意識障害等の有無、体温の測定
③ 脳貧血や、てんかん等による意識障害との判別

 

また、夏季における屋外労働者の日射病が業務上疾病に該当するか否かについては、「作業環境、

労働時間、作業内容、本人の身体の状況及び被服の状況その他作業場の温湿度等の総合的判断に

より決定されるべきものである。」との通達があります。

 

熱中症は後遺症が残ったり、場合によっては死に至る病気です。

 

コロナ禍での健康管理に併せて、従業員の熱中症を予防するためにも、日々の声掛けや、ちょっと

したコミュニケーションを大切にしていきたいですね。